人に生きものに優しい川を守りたい |
〜 香川淡水魚研究会の取り組み ’2005 〜 |
香川淡水魚研究会は、生物多様性の維持に貢献することを目的とし、その達成のために ・香川県を中心とする淡水魚類の分布調査 ・在来種の保護・保全活動 ・移入種問題啓発 を行うことを趣旨として活動しています。 これまでに、香川県を中心として、以下のような取り組みをしてきました。 ・分布調査(生物・水質調査) 淡水魚を中心に、どこにどんな生き物がいるのだろう? ・絶滅の危険性が高い種の保護または保全、増殖研究活動 身近にいる生き物たちの絶滅をただ見ているのは嫌! ・自然環境保全活動 人間にとって自然は、予想以上に価値が大きいのかも?! ・観察会(水辺の学習会など) 次世代に豊かな自然を伝えていくためには、身近な自然に触れてみることが大切だと思う。 ・移入種問題に関する活動 日本在来の生き物が、移入生物に置き換わっても問題ないの?! 子ども達も交えての観察会等も定期的に実施していますので、ぜひお越し下さい。 香川淡水魚研究会 「消えゆく日本の淡水魚たち」 : http://purety.jp/fish/ 2005年度活動概要
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![]() 河川での生物調査 ![]() 河川での水質調査 ![]() 2005.09.23 観察会 <水質DATA>
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● 観察会のようす (2005.9.23) 9月23日は、小学生2名、高校生15名、一般13名での観察会でした。 この日は、魚類では、シマヨシノボリ・ギンブナ・オオクチバス・ブルーギル、水生昆虫ではヒメタイコウチ・多くのヤゴ類などが見られました。 10年ほど前は、ニッポンバラタナゴ(絶滅危惧TA類)やモツゴ、タモロコといった在来種が見られていましたが、何者かにより、オオクチバス・ブルーギルを密放流されてからは、在来種の確認が難しくなったとの声を聞きました。オオクチバス・ブルーギルは、特定外来生物に指定されており、これらの生物を野外に放った場合、外来生物法により、懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金が課せられます。 参加者からは、 「地域固有の生きものを守るためには、オオクチバス・ブルーギルといった外来生物を放させないようにすることが大切。」 「自分のレジャーだけのために、今いる生きものの棲みかを奪うことは、わがまま。」 といった声があがりました。 |
香川で見られる淡水魚類 |
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![]() ナガレホトケドジョウ |
![]() アマゴ |
![]() ニッポンバラタナゴ |
![]() タカハヤ |
![]() カワムツ |
![]() カワヨシノボリ |
● 後援 四国の川を考える会 ● 協力 高松工業高等専門学校建設環境工学科・香川県立高松工芸高等学校環境研究同好会・高松高等学院環境ボランティアクラブ |